社会力を身につける全人教育

全人教育って?・・・・調和のある人格の形成を目指す教育。

知育編重の教育に対して、徳育・体育および情操教育を重んじるもの。

・・・と辞書にあります。

日本の初等教育(幼稚園、小学校)の良さとして、人間関係を教育の中心的にしてきました。子どもの知的な発達だけではなく、社会的な発達、道徳的な発達(社会力をつける事)を考えて「学校の目標」がありました。

学校の目標には、「元気で遊ぶ子」「協力し合う」「思いやりのある子」という事が第一で、子どもの学習に対する目標は少なく、むしろ努力することや思いやりを持つ事をしっかりと教えていたと思います。

勉強評価だけを教育目標にするようになると、勉強が良くできる子は学校が好きになりますし、勉強ができない子は学校が嫌いになります。以前の日本では、元気で遊ぶ、しっかり係の仕事をする、日直で頑張る事を楽しみにするとか、学力以外の事で活躍する機会がいろいろとありました。

先生たちも「元気で外で遊ぼう」今日、元気に外で遊んだ人は手を挙げてください。なんて声かけもあったりと、など学力以外のところでも「自分にも手を挙げられる場所がある」「僕(私)にもできることがある」と喜べる、嬉しいことが多々ありました。勉強が出来なくても、日直や当番の係を本当に楽しくやり、他の子どもからも評価される場が出来たりと。

子どもたちはいろんな場面で友達からの評価や先生からのプラスの評価を受けていました。これは今まさに日本の教育の中に必要なことではないでしょうか?

どんなに学力が高くても社会力が育たないまま大人になつてしまっては、人を褒めるとか相手が嬉しいと思う寂しいと思う辛い苦しいという気持ちの共感部分が育たないままに大人になってしまいます。

現代のsnsからの誹謗中傷や、他人への様々な迷惑行為などが後を絶ちません。これは教育という現場の在り方にも問題があるはずです。もちろんまずは家庭の親の接し方が一番ですが、競争社会というアメリカ型の教育は、アメリカの戦力ではないでしょうか。

日本が世界第2位の経済大国になり20数年がたちました。経済的な豊かさを手に入れ「お金がすべてだ」「お金があれば何でもできる」大きなお金を得るためには大きな会社に、そのためには偏差値の高い大学へ、そのためには私立の受験校へ、そればかりを追求、洗脳されてしまった見返りが今、人とのコミュニケーションの成り立ちが出来ない、相手の気持ちが考えられない、自分自身の存在価値がわからない・・・こんな世の中を作り上げてしまったのかもしれないですね。

誰しもが良いところと悪いところを持ち合わせています。良いところを褒め合う、そんな関係でありたいと思います。特にお母さんは子供の良いところを褒めて認めてあげてください。みんな必ずありますよ。