親の愛情、しつけ

親、夫婦にとって今日、子供は自然・当然のものではなく、選択の対象となっています。それは親が「つくる」ものとなった子供、その子供を選択する際、親たちが子供に期待する価値は、かつての時代とは明らかに大きく変化しています。今や、子供は価値ありとは考えられていません。子供を持つ事は、親が自分の人生をどう生きようとするか、何を生きがいとして幸福とするかと密接に関係しています。

子どもを産む、産まないという人口現象の出発は、親、ましてや負担の多い女性の生き甲斐や幸福という心の問題になっています。

そして価値を期待して産んだ、子供に対する親の愛情やしつけ、教育的営為はかつての時代とは確実に変化しています。それは、子供にしてみたら子供の育ちを変化させる事態、子供の脳・脳機能を歪める心理状態を作ることになりかねない事です。

現在、日本で引きこもりといわれる人が平成25年に約250万人と発表されています。この数字は何を物語っているのでしょうか?

教育虐待という言葉を最近はよく耳にするようになっています。多くの親は自分は絶対に関係ないと思っています。でも、子供の自然な成長プログラムを歪め、狂わせる言動や強制的な接し方は虐待の一種でもあります。これらの言動の多くが「しつけ」の一環として考えられていて、そのダメージや結果の重大さに気づかない親が少ないないことを上の数字が物語っています。

日本は敗戦後、米国型民主主義教育の導入により、その昔古くから伝わる「子供の育て方」が廃れてしましました。しかし近年、科学の進歩により日本の子育ての教訓がとても優れたものであることが証明されています。数百年の歴史の中で培われてきた日本の子育て、古き良き時代の育て方、多くの科学者や研究者たちの研究からも導きだされています。

*一部、子育て心理カウンセラー教本抜粋