親の過干渉、子の自立とは?

人間は哺乳類の中でも大変未熟無能で誕生する種です。わかりやすく言うと、牛や馬は生まれてきてすぐに立ち上がります。でも人間の赤ちゃんは立つことも歩くこともできません。なので誰かの保護・養育なしには絶対に育ちません。また動物とは違い、自分で食べたり移動したりできるようになっただけでは子育ては終わりにはなりません。言葉や礼儀・マナー・社会のルールなどを身につけなければ一人前とはいえず、これらを教えることも子供の養育の中に含まれます。

そう親の養育期間・子育て期間は必然的に他の動物よりも長期に渡ります。

そしてその養育期間、子育てを担うのは多くの社会でまず親です。

人間の親子は、他の動物にはないほど長期に渡って密接な結合関係を持つ事になります。それだけに親子の間には強い情愛が育ちます。しかし、子供を育てる目的は「自立させること」。長い間の結合関係を親と子が分離し、それぞれが自立して生活できるようにしなければいけません。

通常、子供に必要な養育、子育ての期間の完了が子供の自立であり、そこで親子は分離するものです。

親子関係とは、それぞれの自立の力をもって分離することがとても大切でお互いにとっての重要な相関でもあります。自立の時期と子供の成長発達と脳の関係から考えると現代社会では18歳~22歳の時点を持ち自立と考えます。(人間として成長した心、精神の自立、社会とのコミュニケーション能力を持ち備えた個性、ここの基本がしっかりしていれば先の人生を自分で考え自分で立ち向かえる若者になります)

そうです!育児とは子の自立のためのものです。親の生き甲斐のためではありません。子供との分離、親と子の独立は必須、子供の成長を心から祝福して、もう一人で立派に生きていける、心配がないと送り出してあげる事です。その先の苦労や困難な出来事は、その子がより人として自分の人生をどう生きるか?を考える上での大切な事なので親がいちいち口出しする必要はありません。

親の過干渉は自立不全、親が子供と独立した個体として生きていなければ子離れ困難、不全の状態です。

現代に多く見られる過干渉、どこに問題があるのでしょうか?