子どもに必要とされる能力とは?

先行学習の落とし穴

 

近年、人口減少が続く中、今後の経済成長にグローバル化が必要という話は耳にする機会が増えていますが。

だからといって幼稚園児が英会話教室に通う必要があるのでしょうか?

私たち日本人は、日本語でものを考え日本語で言葉の伝達をします。ゆえに思考力や想像力を高めるには、まずは日本語を学習言語にしていく必要があります。

日本の本を読み、国語力を磨くことが必要です。日本語で書かれた教科書を理解する、国語の読解力を鍛えることがスタートだと考えるべきです。

日本で生まれ育ったのに、日本の本が読めない、外国の友達との会話で日本の文化について何も知らない、語れない、教えてあげられない、なんて寂しいことでしょう。

 

第一言語が十分に習得できていない状態での第二言語の習得は危険?

日本より20年早く、1990年代に小学校での英語教育を導入した韓国。

2000年代から国語力の低下が問題視、ある韓国人ジャーナリストは「韓国では英語教育を重視しすぎた結果、「ものを考えない若者が増えた」社会問題になっていると。

実は日本も英語教育は1989年から「読解重視」から「実用重視」に転換されています。そう、会話中心の英語に路線変更はされていて30年以上がたっているのです。

その結果はどうなったのでしょうか?最近の若者は英語がよく喋れているね、になっていますか?

先行学習が好きな親は、我が子になるべく早く英語を学ばせたいと考えます。メディアにも踊らされ、そう考える親が年々増加していますが、専門家の間では早く教育を始めた方がより英語ができるようになるというのは幻想にすぎないと言われています。

第一言語の十分な発達があってこその第二言語の習得です。これは日本人に限った話ではなく、それを証明する研究結果が各国で発表されています。

先行学習による母語の発達の阻害は親の責任ともいえるかもしれません。

日常会話のコミュニケーションですらたどたどしくなる若者たち。文章の意味すら理解学生たち。友達を作るのに苦労する子供たち。先輩、後輩との関係をうまく築けない学生たち。野菜や果物の実のなり方を知らない子供たち。

あなたはそれが子育てだと思いますか?

自立して社会で人の役に立つ人間に育てるために、子どもに与えなければならない本当に必要なもの、学びましょう。